お笑い芸人の仕事は「人を笑わせる」ことではなく、「なにかおもしろいことを伝える」ことだと思う。なぜなら漫才やコントを通じて人を笑わせているから。

　笑いを発信する側と受け取る側の間に「笑い」というコミュニケーションがあることに気づいたのはふらりと街を歩いているときにお笑い芸人に声をかけられたことが始まりだった。

「お笑いどうですか？」

　特に予定がなかった私はその芸人さんに案内され、小さな劇場でお笑いを見た。

　あのとき、そのお笑い芸人についていかなったら、声をかけられず目の前を通りすぎていたら、私は「お笑い」の世界を知らずにいたかもしれない。

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​　お笑いとはなにか。なにが人のこころを惹きつけているのか。

　その答えをさがすために取材に行ってきました。　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　

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